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【 回 答 】 ◇ 正官が太過している場合には、当然、傷官は良好な作用をしていると考えても良いですが、ただ、このように生月の上下にある場合には、それなりの意味があり、何かと障害はおきやすいと考えられます。 ◇ 生月は果実で言えば、肉の部分であり、やはり肉の傷みというものは避けがたく、女性の場合ですと、夫縁は良くないと考えられます。 男性なら、子どもとの縁が良くないです。 ◇ もし、月上に傷官、月支に正官という関係であれば、これは破格の条件となり、先天福分ははなはだ悪いと推測されます。 男性なら、社会生活が良くない、職務の変更、後輩にいつも抜かれるような状態になりやすいです。女性なら、家庭婦人としての能力に問題がありやすいです。
【 回 答 】 ◇ 月支の空亡または刑冲は破格の条件になります。 ただ、この場合には、破格とはいっても、配偶者、兄弟、父母との関係で縁が薄いと考えます。 ◇ 他柱で採用した用神の乗じる地支が、空亡または刑冲していれば、破格の条件になります。 ◇ 特に重視しなければならないのは、たとえば日支で正官格を定めたような場合 このような場合に、月日で刑冲、かつ、日時で刑冲すれば、完全な二重破格になります。
【 回 答 】 ◇ 月支の初気および中気で用神を採用した場合には、その通変星は70パーセント、深蔵する本気の通変星は、30パーセントの強さがあるとみます。 ◇ 本気を無理矢野抽出して用神とした場合には、すでに表明している初気および中気の通変星は50パーセントの強さ、本気の通変星も50パーセントの強さとします。
【 回 答 】 ◇ 本気の通変星の影響は、一般的には表面化しにくいと考えられますが、何かひとつ事件があるとか、あるいは、感情的になるとか、あるいは、何か夢中になったようなときなど、思わぬときに現われることがあります。 ◇ たとえば、初気または中気生まれで、傷官格になっており、本気に印綬が潜んでいるような場合、日ごろは、非常に理屈っぽいとか、感情的になりやすいですが、何かに夢中に取り組んでいるようなときには、印綬の性質である身勝手さとか我が儘さが目立つようなことがあります。
【 回 答 】 ◇ 子午や卯酉、寅申や巳亥などは、すべて水火、あるいは金木の剋となりますが、四墓の因子だけは土同士となり、方位上においては剋になるけれども、五行では剋になりません。 ◇ 四墓の生まれで、初気や中気生まれであれば、刑冲されても、土の中から掘り出されるものがあって、弾力性があります。 ただ、掘り起こされてしまった本気の土であれば、弾力性がないため、刑冲にあえば、かならず傷むと考えられるからです。
【 回 答 】 ◇ 一般の書籍では、命式の中に傷官と正官があっても、偏財とか正財があれば、傷官から正官の剋はやわらぐとされていますが、一概にそのようにはなりません。 ◇ 命式の中では、通関神は割って入らないと効果がありません。 ・ たとえば月支に正官、日支に傷官があり、年上に正財があるような場合は、割って入っていることにはなりませんので、年上の正財は通関神の作用はしていません。 ・ もし、月支に正官、日支に正財、時支に傷官となっている命式なら、この正財は月支と時支に割って入っていますので、通関神としての作用をいたします。 ◇ 大運の場合には、たとえば日支に比肩、月支に偏財となっていても、大運で食神が巡れば、通関神の作用をすると見ます。
【 回 答 】 ◇ この質問は、なかなか難しい問題をひめています。 ◇ 命式の中で、月支に偏官、日支に正官、月上に傷官がある場合 ・ 傷官が正官を剋す理はありますが、ただ傷官は正官だけでなく、偏官も同時に剋すわけですから、官殺混雑が清くなるのかという疑問があります。 さらに、1個の傷官に2個の官星ですから、この面からも傷官は反剋されています。 ・ たとえ、傷官が2個あったとしても、この2個の傷官が正官にだけ向かうのなら良いですが、偏官を剋すエネルギーにも浪費するわけですから、この点からも、官星のエネルギーが総体的に減少すると推測され、官殺混雑格が清くなるとは考えにくいです。 ・ わたしのネット講座でも官殺去留法のなかで、食神か傷官のどちらかがあれば、清くなるとは説明していますが、このあたりの問題があるということも承知願いします。 ◇ 干合によって一方を去るのが格の良化としては一番良いのではないかと考えられます。
【 回 答 】 ◇ 本来の偏印格なら、正財は喜神となりますが、この場合は、月支印綬格で、たまたま時柱に偏印が混濁したために、「朱に交われば赤くなる」理により、仮に偏印格となったわけですから、月支の印綬を剋す正財が日支にあるというのは、良い作用をしているとは見ません。 ◇ 破格に準じたような格式ではないかと考えられます。
【 回 答 】 ◇ 女性としての体用の理が整っており、かつ、 ・ 日干がやや弱く、用神のほうがやや強い命式。 ・ 生月に正官が透干して破れがない。 ・ 財星をみて、官星が非常に旺じている。 ・ 日支が比肩で月支の正官と干合している。 などなど。これは一例です。
【 回 答 】 ◇ 若いころは、親の影響度が強く、親の膝下から離れるのが、だいたい32,3歳ころであります。 ・ それまでは、生時であれ、日支であれ、年支であっても、全体的に影響度は低いと考えられます。 ◇ たとえば、母親の命式で、偏印が太過し、食神が相当弱いけれども、子供さんができたとします。 ・ 子供さんの命式がいくら良くても、若いころは健康でないとか、精神が溌剌としない傾向がありますが、これは親の影響であると見ます。 ・ 32,3歳を過ぎれば、子供さんの命式にしたがった日常生活なり、運勢になります。 また、健康関係も、子供さんの命式によることとなります。
【 回 答 】 ◇ 日干同士が干合し、日支同士が支合するような場合、天地徳合といわれます。 ・ 日干の干合は、われわれが持っている基本意識というものが、無意識に合致する。 ・ 日支の支合は、肉体的な融合がはかられると見ます。 ◇ 一般的には良いと判断されますが、趣味とか、人生観、深層心理というものとは別でありますので、たとえ天地徳合しても、傷官格と正官格では、趣味とか人生観がまったく違うので相性は悪いとされます。 ◇ あるいは身旺同士、身弱同士でも相性は悪いと考えられます。 ◇ したがって、天地徳合だけで相性が何かなんでも良いということにはなりません。
【 回 答 】 ◇ まずは、身旺、身弱の分析が大切であります。 ・ 身旺同士はよくありません。 ・ 身旺と中旺は夫婦の相性としては良いですが、それ以外の相性としてはやや劣ります。 ・ 身弱同士は婚姻関係では良くないですが、その他の相性としては良いです。 社組織で言えば、上司のことや、あるいは会社の運営方針などに対する批判的なことに対しては、すぐに同盟を結びやすいです。 これは、強いものに対して共同戦線を張るという意味において良いのであって、本質的な相性として良いかどうかは別であります。 ◇ 格式の対比で思想や信条が理解し合えるかどうかを見ます。 ◇ 生日干支の天戦地冲はみません。 ◇ 成格や破格の条件も見ません。 ◇ 日支が忌神になるかどうかも見ません。
【 回 答 】 ◇ 人間の環境は自分の思うようにならず、自分の意に反するような環境になりやすいことが多いですが、日ごろは、仕方がないとか、世の中はそんなものであるとか、というようなことで諦めてしまいそれを自分で納得するようなことが多いのではないでしょうか。 ◇ ただ、歳運地支が日支とか時支と刑冲するような場合には、情緒不安が潜在的にあるので、思うようにならないのは、社会が悪いのだとか、上司のせいだとかいうように、いろいろな不満とか焦りが日常生活の中で出てきやすいです。 ◇ こういうような時期には、つい無理をしてしまうとか、あるいは他の考えごとをして、注意が怠るなどして事故を起しやすいと推測されます。 特に、次のような時期は要注意です。 ・ 歳運と日支が冲。情緒不安定になって、気がイライラする、心が平穏ではありません。 ・ 大運と歳運が冲。 ・ 歳運と時支とが冲。
【 回 答 】 ◇ 四柱推命学は己事究明の学問で、自分の内面を研究するものであり、外からやってくる災難については分からないと考えます。 ◇ 上記の13の質問にお答えしたのは、あくまで、自分自身のうちに生じた生理現象が引き金になって、自分から事故等を引き起こしたもので、決して外からやってきた災難とは考えていません。 ◇ 特に、大地震で何千人、あるいは何万人という人が亡くなったようなケースは、あくまで、四柱推命以外の別の要因が大きく作用した結果であると推測されます。 ◇ ですから、飛行機事故などで亡くなった人の四柱命式をいくら研究しても、有効な結果は導かれないものと思います。 ◇ ただ、元辰殺運のような場合には、突発的な事故などが起きやすいとされますが、これらも一種の自分の肉体と精神のなかで生じた生理現象の結果ではないかと考えます。
【 回 答 】 ◇ 女性の命式で、食神や傷官のエネルギーが弱いと、子供さんは開運力に劣るとか、気力がないとか、あるいは健康に問題があると推測されますので、生まれた子供さん全員がそうなのかという疑問がありますが、決してそうであるとは言えません。 ◇ たとえば、子供さんが3人できたとしたら、そのうちの一人に縁の薄い子がある可能性が高いとみます。 どの子供さんが該当するかどうかは、両親と子供さんとの関係で強いつながりがあるとされる命式を持っている子供さんに出やすいと判断できます。
【 回 答 】 ◇ 一般的には、日干のエネルギーが強くなるとは見ますが、その内容については、いろいろなケースが考えられます。 ◇ 身弱の命式の人に、大運に比肩が巡りますと、非常に自己主張が強くなったり、あるいは偏屈になったり、あるいは自我が強まり強気の気分に支配されやすくなるとは見ますが、この比肩によって、精神気力が充実し健康体質になるとまでは見ません。 ◇ 自我が強まることと精神気力が旺盛になることとは別問題であり、精神気力が旺盛になることは、落ち着いた行動力とか、地に足の着いた考え方ができることであり、自我があまり出なくて、じっくりした内部の充実が備わることであり、また、体質の弱い人は、健康体になることも考えられます。 ◇ このような精神気力の充実は、身旺地運にめぐっているかどうかで見ます。 ◇ 日干が甲、乙日生まれであれば東方木運、丙、丁、戊、己日生まれであれば南方火運、庚、辛日生まれであれば西方金運、壬、癸日生まれであれば北方水運ということになります。
【 回 答 】 ◇ その人のハード的な面は、「比肩」、「劫財」、「刃」、「月令を得る」ような場合に出やすく、 ・ 自我が強い ・ 強い個性 ・ 行動力 ・ 独断的 ・ 自信過剰 ・ 反抗心 ・ 自尊心 となって表面化しやすいです。 ◇ その人のソフト的な面は、十二運で、月支、日支、時支に強いものがあるとき、あるいは、印綬や偏印(1個あって強いか、2個の場合は透干のみ)があるような場合に出やすいです。 本来なら、月支に印綬があって官星があると、一つの力を持ちながらソフトに現われやすい。 ・ 忍耐心 ・ 包容力 ・ 持続的な行動力 となって現われやすいです。
【 回 答 】 ◇ @からDにしたがって、歳運の被害が軽くなると考えてください。 @ 命式地支との七冲、空亡、刃が同時にくるか、元辰殺運になるような場合 A 命式地支との七冲、刃が同時に巡ってくるか、命式地支との七冲、空亡が同時に巡ってくるか、命式地支との三刑、刃、空亡が同時に巡ってくるような場合 B 命式地支との七冲が巡ってくるか、空亡と刃が同時に巡ってくるか、命式地支との三刑と空亡が同時に巡ってくるか、命式地支との三刑と刃が同時に巡ってくるような場合 C 命式地支との三刑が巡ってくるか、空亡運が巡るような場合 D 刃だけが巡ってくるような場合
【 回 答 】 ◇ 身弱の人は、命式に刃があれば身を助けて良いですが、身旺の人は、良くないです。 ◇ これに、大運で刃が巡りますと、 ・ ただ、刃というのは、命式あるいは大運に限らず、すべてに1個あるというのは、良いとします。 このため、身弱のものに刃があるのは良いですが、たとえ身弱でも大運にまた刃がめぐるのは感心しません。 やはり行き過ぎと見ます。まして歳運にまで迎えるのは良くないです。
【 回 答 】 ◇ 月支空亡の人は、精神が空白のような状態になるということで、仕事に対する打ち込み度とか真剣度が低いと言われていますが、才能面まで劣るということにはなりません。 ◇ 月支空亡の人の中には、スポーツや絵画などの世界で、すぐれた才能を持っている人もいますが、普通の人が、五感で見えたり感じたりするもの以外に、空亡の人は、心に空白があって虚無の心境になることによって、普通の人が感じたりできないようなことを一瞬感じとったり、あるいは天からのインスピレーションを感受することができ、普通人にはない特殊の意識とか素質とか才能を秘めている場合があります プロスポーツ、彫刻家、絵描き、あるいは文筆業など一人で才能をいかせるのではないか。 |
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