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四柱推命学は自分の内面を見つめる学問です。 四柱推命学に限らず運命学というのは、形而上学(けいじじょうがく)であって、日常生活のありさまを具体的に取り扱う形而下学(けいじげがく)ではありません。 しかしながら、実際の鑑定となれば、人事事相にまで幅広く解釈され、いかにも形而下学のように取り扱われ、その解釈自体が正しいものとしてひとり歩きしているかのような状態を呈しています。 たとえば、カルテ内に、ある因子がありますと、「幼少年中に親と離れて生活するとか、あるいは親の運勢が衰えやすい。」などと、よく運命学の本などでは解説されていますが、実際には、これらの人事事相そのものが、はっきりとして目に見える、あるいは感じられる形であるわけではなく、あくまで形而上で出た陰陽五行の理論を、人事事相に当てはめたら、このようになるのではないかと推論しているだけであります。 ただ、推論と言っても、長い年月をかけ、多くの人の知恵を結集して熱心に研究され、実証に堪えられるような推論もありますが、やはり形而上の範囲を一歩も出られないのも事実で、また、推論の正しさを公正なデータによって、確率的に実証されていないのも事実です。 このように運命学の限界がある中で、他人を軽々しく鑑定するとか、品定めするような方向に用いるべきではないと考えています。 それよりも、今までは @ おのれを知れと言われても、 実際上、知る方法がなかった。 A 分をわきまえろと言われても、 どうしてわきまえたらいいか、方法が分からなかった。 B 夫婦不和とか他人との不和を表面的な事柄の善悪でとらえ、本当の原因が分からなかった。 C 成功不成功を他人のせいにして、本当の原因が自分自身にあることが分からなかった。 ことなどが、現代看法による四柱推命学によって、明らかになってきました。 したがって、この成果を自分自身の内面を見つめる学問として活用すれば、活学となり @ 自分の本質を知ったり、分(ぶん)をわきまえると、人間関係はスムーズに運びます。 A 自分を知ったお陰で高望みをしないようになり、野心を抱いて失敗せず、家族に苦労をかけることがなくなる。 など、日常生活での心の安定を得られるだけでなく、良好な人間関係も築かれるものと確信しています。 ※形而上学・・・・目に見えない世界や観念的なものを取り扱う学問 ※形而下学・・・・具体的に形に見える世界を取り扱う学問 ※カ ル テ・・・・・正しくは「生命のカルテ」といい、各人の生年月日および誕生時刻の干支八字を生まれ年、生まれ月、生まれ日、生まれ時刻の順に四本の柱式(はしらしき)の図式に記入したものであり、一般には四柱命式表(しちゅうめいしきひょう)、原命式(げんめいしき)、原命(げんめい)もしくはたんに命式(めいしき)といわれています。 |
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